No.1

           

道路側からの外観です。

この家の敷地は51坪。密集する住宅街に位置しています。

玄関ポーチは視線を考え、格子を取り付けました。
右手奥に見えるのが屋外デッキスペースです。この位置もプライバシーを考慮した位置にレイアウトしています。
夜景です。

最上部のハイサイドライトには硝子ブロックがはめ込まれているため、そこから漏れる光が特徴的で美しい夜景です。……と、僕は思います。
夜帰宅するご主人は、この光に一番癒されるそうですよ。

夜の独特な表情は、この家独自の「家」が持つ暖かな家族の存在を感じさせてくれます。

           

屋外デッキ側からの眺めです。

居間から続きのデッキスペースは、玄関ホールの出っ張りによって、奥の西側道路を通行する人達の視線を遮り、プライバシーの確保を実現しています。

プライベートな庭に向かい、開放的で大きな開口部が特徴となっています。
デッキからの夕景です。

写真でもおわかりになるとおもいますが、視線が開放的になっていますよね。
広がりを感じるプランが特徴なんですが、透明感を感じていただけますか?
小さな美術館のようなムードが漂う居間空間です。

大きな吹き抜けを挟んで、2階は子供部屋と和室が配置されています。
壁は左官職人による塗り壁で、ヨーロッパ的なラフタッチ仕上げ、床は信州唐松の無垢板にナチュラルオイルで仕上げています。
吹き抜け上部の四角い光は硝子ブロックです。昼間は外部の光を室内に招き入れ、独特の光の表情を空間にもたらしています。夜は外部に漏れ出す光が、なんともいえない暖かな表情をこの家に与えています。
居間を角度を変えて撮りました。

奥に見えるテーブル、家具類はオリジナルで、キッチンとの間仕切りともなっています。製作家具により違和感のないマッチングが空間のテイストを高めています。
食堂テーブル側から、居間を見ます。

製作家具のよさは、家の建具などの素材と同材で仕上げることにより上品な味わいとなり、空間の質を高めることです。ちいさな張り付いた棚板は奥様のアイディアで、ちょっと可愛らしくて良いですよね。
製作した食器棚もポリカーボネイトの引き戸が上部に付いていますがこれも奥様の希望によるものです。おもしろい素材で、管理しやすいのがよいですね。

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(有)君島弘章建築設計事務所
君島 弘章

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